Inside BuildIt

株式会社ビルディットのデザイナー・エンジニアによるブログです

初めてなのにリモートで会社のプロモーション動画をつくった話

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企画

動画を作ろうと思った理由

いまや企業のPR動画は一般的なものですが、多くのテーマは新卒採用か、製品PRが多い印象です。
現在10名ほどの所帯のビルディットが大々的に新卒採用を行うことは当面なさそうだし、有形の製品もない。一般的な動画はプロモーションツールとしてフィットしないだろうと考えていました。

なのになぜ作ろうと思ったかというと、社内にYouTube好きなメンバーが多く、情報収集や調べものも以前はSNSだったが今はYouTubeだという話があり、これは着手すべきではと思いました。

SNSはTwitterとFacebook、それと企業ブログを運用してきましたが、チャネルも変化させていかないといけません。単純にクリエイティブはいろいろ試してみたいという気持ちもありました。

いまや企業のPR動画は一般的なものであるとはいえ、まだまだ「うちの業態ではあんまり意味ないから」と二の足を踏んでいる会社さんはたくさんあると思います。
このブログから、動画のテーマって発想を変えればたくさんありそう!ということ、こんな感じで企画を進めましたの事例、そして、なんだかんだ作ると楽しい!ことなどをお伝えできればと思います。

動画はこんな効果があるらしい

えらそうに前段で述べましたが、もともと広報の私自身は動画投稿サイトにあまり馴染みがありませんでした🙈 (YouTubeを見ていると子供に奪われて落ち着いて見れないのです……)
初心者ながらいろいろ調べた結果、動画の利点はどうやらこのあたり。

  • 誰がどんな表情で言っているかなど、文章の記事より多くの情報が伝わる。

  • 購読よりも手軽な視聴、現代人のニーズに合っている。

  • SEO効果がある(らしい)。

最後のSEO効果は、多くの動画制作ノウハウ記事で書かれていました。そこからの受け売りです。実感値ではありません🙇‍♀️
SEO効果が出てきますように!

さてどんな動画を作る?

重要なところです。
誰にむけて・なにを伝えて・どう感じてもらいたいか。
考えればかんがえるほど妄想は膨れ上がり、うっかり超大作になりそうです。

メンバーの雰囲気が分かって採用の役に立つような動画という方向性ではありましたが、初めてのチャレンジで「The 採用PR動画」といきなり大風呂敷を広げるのは得策ではないと思いました。

企画を始めたのは昨年夏、緊急事態宣言下でフルリモート勤務だったので、みんなでワイワイ集まって撮影するのも難しい。そんな環境でも成り立つ内容…。

  • テーマは大きくしない。

  • むしろこの環境だからこそ撮れるもの。

そう考えていたときに
「一つのブログ記事を動画で作るような感じでやったら?」
という天からの啓示(代表からのアドバイス)が✨

ナイスタイミングで、ちょうど一人のメンバーがコロナ禍でリモートになったことの雑感や取り組みをまとめたブログを出したところでした。
これを動画で表現してみよう!と決めると、どういう場面を見せるか、どんなメッセージにするかの構成も同時に見えてきました。

始動

動画制作会社さんとのやりとり

実際の動画編集・制作は、もともとお付き合いのあった制作会社さんにお願いすることにしました。

動画の目的は採用系であることや、とはいえ内容は小さめに絞りたいこと、集まって撮影は厳しいので各自がスマホなどで撮った画像を繋げて作りたいこと、など構想をいろいろ聞いてもらい、こんな感じだとできそうですよ〜というイメージに近い企業動画を探して見せてくれました。やはりプロの目が入ると入らないとでは、発想やクオリティーにぐっと差が出ると感じました。

イメージとして提示してもらったのが、オンワードクローゼット様「今、私たちは、試着室の中にいる」編。

かかかかぁっこいい・・・・!
これでお願いします・・・・!!

ということで「どんな感じか」が決まった次は、

  • 動画の中で訴求するメッセージを2つか3つ絞る。

  • 素材集め
    となります。

社内からの素材集め

訴求するメッセージは、元にしたブログの内容から発展させて「リモートでもチャレンジを続けられる」をメインメッセージに、リモートに切り替えた当初の課題、対策に前向きに取り組んでいることなどの流れが比較的スムーズに決まっていきました。

まず動画全体の構成を書き出してまとめ、パートごとに、伝えたいコンセプト・想定するセリフ・それを表現できる画像例をそれぞれ数パターンずつ添付して、簡単なストーリーボードを作成しました。

メンバー全員が集まる雑談(オンライン)の場面などを利用してそれを見てもらい、誰がどのパートの画像を撮れそうかなど相談していきます。
ほぼ全場面の担当を決めたら、しばし画像を撮ってきてくれるのを待ちます・・・

適切なタイミングで根気よくリマインドしながら、待ちます・・・

結果的にもうすこし強めにディレクションして短期間で集め切ってしまったほうがよかったというのが反省点です。収集期間を長めにとってしまったため少々中弛みして、でも無事に集まったので結果オーライでしょうか。

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リモート中のおうち時間の過ごし方編

オフィスで数人だけ集まって撮影

昨年秋、緊急事態宣言期間が明けたことでフルリモートを一旦解除して、1日に4名を上限に交代でオフィスに出勤している時期がありました。
セリフなどはちゃんとした機材で録画・録音したほうがいいということで、その時期に撮影日を計画しました。

もともと制作会社さんからはセリフの箇所はプロのナレーションをいれたほうがカッコよく仕上がる、ということと、メンバーの声撮りが必要なければこのままフルリモートで作ることができる、逆に声撮りするならしっかりした機材で撮ったほうがいいので、数人集まってもらいたい、とアドバイスいただいていました。

動画の目的である採用系のプロモーションという意図から考えるに、実際のメンバーがしゃべっているほうが雰囲気が伝わって良いのでは、ということや、タイミング的にオフィス出勤可能だったこともあり、代表を含め数人でセリフ撮りすることになりました。

結果、参加した全員だいぶ緊張していました。一人で自然にしゃべるってとっても難しい。。。

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(上)撮影風景 (下)撮影画像…映えてます✨

完成

ついに完成した動画がこちらです🎉

www.youtube.com

なるほどなアドバイス

▼ より洗練された仕上がりにするならナレーションはプロがよい。
ただ今回は素人の社員の声を入れることにしました。結果的に「もっとこんなふうに喋ればよかった、、」などの反省点はあるものの、より親しみやすさを感じてもらえるように思います。

▼ 画像は撮影者の目線多めがいい。
各自で撮影してくる動画は、被写体となるメンバー自身を撮る構図よりも、メンバーの目線からの構図がたくさんあったほうがいいというアドバイスがありました。
全部がそうではなく、半々くらいあるとメリハリをつけられるとのこと。

▼ 一つの動画は10秒あれば使える。
なにしろ素人なので長めに回さないといけないと思いがち&長い尺を持たせられるほどの腕はないわけです。でもたった10秒と思えば結構誰でも気軽に撮れます。

▼ 「こういう写真or動画を撮ってきてほしい」の周知には、参考画像を2〜3枚提示して具体的すぎるくらい具体的に伝える。
多くのメンバーに協力してもらうには、協力しやすさを担保するのが大事なようです。

意外な効果

今回の動画は、基本的には以前ブログに書いた内容ではあるのですが、今回の動画を見ていただいた方々からは「良い取り組みしているね!」などいくつか嬉しいコメントをいただけました。やはり言葉より動画はインパクトあるようです。

それに予想外の効果として、フルリモートでもう1年以上直接対面していないメンバーから「なんだか勇気づけられた」と言ってもらえました。
手前味噌ですが、前向きでポジティブな雰囲気を伝えられる動画になりましたし、リモート下でも一つのものを全社で作ったことでの一体感も得られて、やって良かったと思っています。

一度やってみると、他のいろいろなテーマで動画が作れそうなイメージが湧いてきて、今はあれもやってみたい、これもやってみたいと妄想しています。

今もし動画制作を検討しつつ二の足を踏んでいるご担当者さまがいらっしゃれば、ぜひ小さなテーマから企画を考え始めてみられることをおすすめします!

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