Inside BuildIt

株式会社ビルディットのデザイナー・エンジニアによるブログです

高尾山の麓で社員合宿をやってきました

ビルディット代表の富田(@tmtysk)です。2021年の仕事納めとして、全社員による合宿をやってきました。そのことについて書きます。

目的はチームビルディング

f:id:yosuke_tomita:20211231090427j:plain

弊社は2020年の3月末よりフルリモートワークに移行していますが、それ以来私は、日々の社内コミュニケーションが機能的になりすぎている印象を持っていました。

「コミュニケーションが機能的になる」一見なんの問題もなさそうです。コミュニケーションが機能的になっていくと、何が困るのか。私は、チーム内の対話が結果志向・成果志向に偏りやすくなることを感じています。「リモートだと、雑談がなくなるよね」とよく耳にしますが、結果として起こることは全体コミュニケーションの量と質の変化、そしてチームワークの変化です。

私たちは、仕事の成果や結果以外でも、表情や声色、話すスピード、話す内容など、ともに働くメンバーの様々な面を見聞きし、感じながら関係を築いています。コミュニケーションが機能的になりすぎるということは、メンバー間の信頼関係を築くポイントが少なくなるということです。

私は、お互いの信頼関係が醸成されにくくなると、良い成果が上げにくくなると考えています。元MIT教授のダニエルキム氏は、「成功循環モデル」を提唱し、「関係の質」が「思考の質」「行動の質」に繋がっていき「結果の質」に繋がっていると説きました*1。弊社では、日頃のコミュニケーションや月次で実施している全社会議の中でも、この「関係の質」を高める機会を取り入れていますが、今回はフルリモートワーク開始以降に入社した社員も増えてきたことから、さらに濃密に関係性をつくっていく機会として、合宿を企画・実施しました。

スローガンとして「承認・自信・未来」を置いた

f:id:yosuke_tomita:20211231085955j:plain

目的を達成していくためのプロセスとして、合宿のスローガンを策定しました。いま、社内で一人ひとりが仕事中に抱いている感情はどんなものか。メンバーがお互いの関係を高めていく過程で、どのような感情や行動が起こるか。今回の、このタイミングでの合宿を、どのように自分たちの自己実現と仕事に繋げていくか。そんなことを考え、「承認・自信・未来」というスローガンを置きました。

また、合宿では、1人3分の2021年振り返りプレゼンや、社外講師を招いておこなったキャリア形成のための研修*2、BBQ、カメラマンを招いての写真撮影*3、プレゼント交換(シークレットサンタ)、3-4人のグループにわかれてのグループワークや発表、毎月定例でやっている月次決算の振り返りミーティング*4などを盛り込みました。すべての企画が、このスローガンを意識したもので、また、目的の達成に向けて仕込まれたものとなっていました。

開発会社の合宿というと、全員がPCを開いて開発・制作を粛々とすすめるやり方もありますし、私もそれは否定しませんが、今回は、目的やスローガンに真正面から向き合える内容を検討し、このような構成をとったことを補足しておきます。

会場のタカオネは、非常に良かった

f:id:yosuke_tomita:20211231090312j:plain

今回の合宿の会場は、高尾山口にある宿泊施設「タカオネ」*5 を使用させていただきました。偶然前を通りがかった社員メンバーからの提案で、選定しました。

比較的新しい施設ということもありますが、研修会場として利用させていただいたラウンジや、BBQや焚き火で使用した中庭など、雰囲気は非常によく、備品も整っており、スタッフの方にも多くの心遣いをいただきました。屋上の眺望も良く、良い写真がたくさん撮れました。

京王線高尾山口駅の目の前の施設ですので、早朝の参道の散歩も良いですし、今回は利用しませんでしたが温泉施設もあり、気持ちの良いところです。次回も、また利用したいなと思っています。

活力とメンバー・チームの成功につながることを願いたい

f:id:yosuke_tomita:20211231090136j:plain

社外講師の方が、研修の中で「この2日間は、皆さんにとってのピットインである。ピットインが、なぜ必要なのか。最後に、勝つためだ」と仰ってくださいました。「勝つ」というフレーズが、参加メンバーにどのように受け取られたかは、それぞれだと思います。ですが、私としては、弊社に関わってくれたメンバーには成功してほしい・幸せになってほしいと願っており、それが一人ひとりの勝利であり、チームの勝利でもあると思っています。そのため、とても心に響いたメッセージでした。

少ない事前打ち合わせだったにも関わらず、本当に多くの良いメッセージと気づきの機会を出してくださり、講師の方には感謝しています。そして、参加したメンバーも、終始前向きに合宿とチームビルディングに取り組んでくれて、それが本当に良かったなと思っています。

合宿に参加した社員から、合宿後にこんなメッセージをもらいましたので、ここに紹介させていただきます。こちらから感想を求める機会を逸してしまっていただけに、こうやって率直なメッセージをもらえたことが、本当に嬉しい。

自分は人前に立つのが苦手で、今回機会を頂いて挑戦してみましたが、やっぱり苦手でした。でも、ビルディットには批判的な雰囲気がないため安心でき、緊張しながらも何度か挑戦することができました。自分は不器用ですが、みんなと良い人間関係を築き、自分も人が安心して挑戦できる雰囲気を作っていきたいと思いました。

(中略)

今回の合宿に参加させて頂いたことで、自分の中ではとても成長できたと感じています。これまで避けてきたことをしてとても疲れましたが、それだけこれまで得られなかった経験を得る事ができたという充実感があります。

もし、今回の記事の内容について詳しく知りたいということがありましたら、ご遠慮無く Twitter などで声をかけてください。この記事が、どなたかの参考になったら嬉しいです。

そして、「高品質な学びのしくみをつくる」をミッションに掲げるビルディットでは、開発ディレクター、Web/Flutterエンジニア、UX/UIデザイナーを幅広く募集中です!私たちとともに、情報技術を通して多くの方の成長・成功に関わっていきたいという方からのご連絡をお待ちしています。(応援ボタンもお待ちしています!)

www.wantedly.com

www.wantedly.com

www.wantedly.com

www.wantedly.com


最後になりましたが、2021年、弊社に関わってくださった従業員・アルバイト・取引先やパートナーの皆さま、そして弊社メンバーを日々支えてくださったご家族や関係者の方々に御礼申し上げます。来る2022年が、皆さまにとって素晴らしい一年になることを心からお祈り申し上げます。来年も、良い一年にしましょう!

*1:https://thesystemsthinker.com/what-is-your-organizations-core-theory-of-success/

*2:研修は https://koushihaken.jp/ こちらのサービスを通して申し込みました。ありがとうございました!

*3:カメラマンは、ご縁あって https://www.hidenori-nonaka.com/ こちらの野中さんにお願いしました。さすがのディレクション力!感謝しています!

*4:この活動は、 https://inside.bldt.jp/entry/2021/10/07/115924 でも紹介しています

*5:https://takaone.jp/hotel/