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株式会社ビルディットのデザイナー・エンジニアによるブログです

入社から半年たったエンジニアの技術書のすゝめ4冊

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こんにちはエンジニアのhishikiです。エンジニアとして働き始めてはや半年が経ちました。

 

昨年の今頃はエンジニア転職のためにJava(Spring Boot)でアプリケーションを作っていました。

謎にJavaでアプリケーションを独学で作っていた私ですが、amazonで関連書籍を買っては「うーんわからん!」と唸りながらも勉強をしていました。

しかしながら「うーんわからん!」ながらも勉強を続けたり、そういった本や事象を理解しようと努力することは誰かに教わる以上の価値があると最近ひしひしと感じています。

 

ということで、今回は「技術書のすゝめ」としてこれまで読んできた本から4冊ほどピックアップして紹介いたします。Railsエンジニアということもあり4冊中3冊は、RubyやRails関連の書籍となっております。

 

1. プログラムはなぜ動くのか

honto.jp

 

初めの本はプログラムはなぜ動くのか(日経BP社)です。日々プログラムを書いている中で、「どうしてこのコードを書くのか?」といったことを考える機会は多々ありますが、なぜプログラムは動くのかと言ったところまではなかなか考える機会は少ないですよね。

この本は根本的な低レイヤーの部分からなぜプログラムは動くのか?ということを理解するための助けとなりました。

 

例えば、

* 変数を宣言した時にどのようにその変数は保存されているのか?

*2進数に関する項目では、なぜコンピュータの小数点計算は誤差が生じるのか?

など結果だけは知っているけれど、プロセスや細かいところまでは理解していない。

2007年出版の本ですが、時代に左右されない普遍的な知識の身に付く1冊でした。

 

2. プロを目指す人のためのRuby入門

gihyo.jp

 

こちらはRubyの入門書という位置づけの本です。

この本がおすすめなのは入門書ではありますが、ある程度他の言語を触れたことがあるという前提で話が進んでいくことです。

 

全てを丁寧に説明している本はプログラミング初学者にとってはありがたいのですが、他の言語に触れたことがある人間にとっては少々冗長に感じてしまうことも事実なんですよね。

そんなストレスを省いた上でかつ、わかりやすくRubyについて学ぶことができるのが本書の良さです!

 

また、文法書では珍しくテストについての記述があるのも特徴です。

ある演習問題に対してテストを動かしながら解くことができます。テストを書いたことがないという読者にとってもテストとはどのようなものかを体感することのできる一冊でした!

 

3. パーフェクトRuby on Rails【増補改訂版】

gihyo.jp

 

2020年8月出版の新しい本です。

これからRailsを始めるぞという人には結構難しい本になっています。

 

実務としてRailsを使っている方が読むことによってより理解を深めることができる本だと思います。具体例としてはサービスオブジェクトやフォームオブジェクトの解説、導入時のポイントなど開発を行っていて行き詰まる問題に対しての記述は非常に有益なものに感じられました。

 

またRails周辺の知識としてフロントエンドの開発手法のWebackerやSprocketsなどの説明はよくわからないまま進んでいた私にとってはありがたかったです。なかなかここら辺を体系的に説明してくれる本はないと思っています。

 

Railsの開発者としてさらに理解を深めたいという方におすすめできる本でした!

 

4. Ruby on Rails6実践ガイド 

book.impress.co.jp

 

最後の本はRuby on Rails6実践ガイドです。

こちらの本はパーフェクトRuby on Railsとは異なり、本一冊を通して一つのアプリケーションを作り上げるというものです。

 

かなり本格的な業務アプリケーションを作成していきます。またRspecを用いてしっかりとテストを書きながらの実装を進めていきます。結構な骨のある本ですが、しっかりと理解しながら進めることで一つのアプリケーションができる楽しさと成長を感じることのできる一冊です。

 

体系的にRailsの知識がまとまっている本を求める場合はミスマッチかと思いますが、「手を動かさなきゃ意味ないぜ!」という方にはぴったりの本だと思っています。私はそっち派なので大変ありがたい本でした。

 

ちなみに拡張版もあるのでこちらが修了した際には是非次の本も試してみてはいかがでしょうか?

 

book.impress.co.jp

 

以上4冊でした。

 

これだけネットでいろんな情報が得られますが、やっぱり私は紙媒体での本が好きなんですよね。これだけ進んだぞとか本が少し痛んできたとかも含めて愛着が湧いてきます。

 

興味のある本があった方は是非紙媒体で手にとってみてください!

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株式会社ビルディットは「自律的に学ぶ人が増える仕組みをつくる」に取り組むWeb開発企業です。

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